Apache,MySQL,PHP,Wordpressを入れる方法をご紹介
まだ書いていない前述記事で、とりあえずSSH接続の準備が整いました。
ではサーバを構築していきましょう。
サーバに色々入れる
EC”にインスタンスを作りましたが、このサーバの中身はOS以外は空っぽです。
何も入っていないという事は、無い袖が振れないので、無いWordPressは使えません。
そこでWordPressを入れていきます。
Apache
Apacheとは、入れるとWebサイトが見れるようになるものです。
WordPressはWebのブログサイトなので、これを入れないとWordPressが使えません。
そこでインストールのコマンドを打っていきます。
ついでに、Apacheを起動するコマンドも打ってしまいましょう。
sudo yum -y install --skip-broken httpd24
sudo service httpd start
ここで /var/www/html/ というフォルダ(ディレクトリ)が作成されます。ここに入れたファイルが、Webサイトとしてみることができます。
MySQL
MySQLは、データベースと呼ばれるもの。
このデータベースとやらに、文字で書けるデータを片っ端から詰め込むわけです。
という事はデータベー……長い略す、DBがないと記事も何も書けませんし、ログインデータも作れません。
というわけでDBを入れましょう。
ついでにMysqlを起動します。
sudo yum -y install mysql56 mysql56-server
sudo service mysqld start
これでDBが作れるようになりました。まだDBは空です。
DBそのものを構築しましょう。
ここで、SQLという言語を使う必要があります。
これを見ている皆さんはSEではないはず・・・はずなので、SQLなどという面倒なものは無視しましょう。
下記のコマンド8つを順々に打ち込むことで、SQLがまとめて書かれたファイル(SQLCom.sql)が出来上がり、最後の1行でそのファイルを起動させることで、一気にDBの設定と作成が終わります。
(確認用の余計なコマンドも入ってはいますが…)
touch SQLCom.sql
echo "update mysql.user set password=password('AdminPass
word ') where user = 'root';" >SQLCom.sql
echo "CREATE DATABASE wordpress DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;" >>SQLCom.sql
echo "grant all on wordpress.* to wordpress@\"%\" identified by 'wordpresspassword';" >>SQLCom.sql
echo "select user, host from mysql.user;" >>SQLCom.sql
echo "flush privileges;" >>SQLCom.sql
echo "\q;" >>SQLCom.sql
mysql -u root < SQLCom.sql
PHP
ホームページだ何だと調べていると、HTMLというのがよく目に入ってくると思います。それがレベルアップしたのがPHPです。
違いは簡単、HTMLがプラモで、PHPがラジコンです。
動的とか静的とか静性とかCSSとかLESSとか・・・色々関連項目もありますが、自習で!
さて、WordPressはこのPHPで動く様に書かれています。
ラジコンにモータが必要なように、WordPressにもPHPを入れる必要があります。
入れましょう。
※基本は下の2行でいいのですが、上2行がないと3行目が動きません。さらに上2行の内、どちらかは不要です。詳しくはPHP72を調べましょう。
sudo rpm -Uvh https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm sudo rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm sudo yum -y install --skip-broken php72 php72-gd php72-mysqli php72-pdo php72-mbstring.x86_64 sudo service httpd restart
WordPress
今回の主役、WordPressさんです。
これがないと話になりませんので、入れます。
wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
このWordPress、ただの圧縮ファイルです。解凍しないと使えません。
そこで、解凍して、フォルダ移動して、ちゃんと動く様に操作権限を変えて、残った不要ファイルを削除したら終了です。
tar xzvf latest-ja.tar.gz
sudo cp -r wordpress/* /var/www/html/
sudo chown apache:apache /var/www/html -R
sudo rm -R latest-ja.tar.gz
sudo rm -R wordpress/
おめでとうございます
最低限の準備は整いました。
これで一応Webサイトが作れます。
しかし、まだやっておきたいことがあるので次の記事へ。
おまけ
下記のコマンドをコピー&ペーストして使えば、いちいち手入力しなくても一発でサーバが整います。参考までに。
echo サーバの表示時間を日本標準時にする
sudo cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
echo 不要なディレクトを削除する
sudo chown ec2-user:ec2-user /var/www/ -R
sudo chown ec2-user:ec2-user /var/www/html -R
sudo rm -rf /var/www/html/*
sudo rm -rf /var/www/*
echo yumをアップデートする。
sudo yum -y update --skip-broken
echo Apacheをアンインストールする
sudo service httpd stop sudo yum remove -y httpd httpd-tools httpd* httpd*-tools
echo Apacheをインストールする
sudo yum -y install --skip-broken httpd24
sudo service httpd start
echo phpのダウンロード
sudo rpm -Uvh https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
sudo rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
echo phpのアンインストール
sudo yum -y remove php php* php-*
echo phpのインストール
sudo yum -y install --skip-broken php72 php72-gd php72-mysqli php72-pdo php72-mbstring.x86_64
sudo service httpd restart php -v
echo sqlの削除
sudo yum -y remove mysql* mysql*-server
sudo rm -rf /var/lib/mysql/
echo sqlのインストール
sudo yum -y install mysql56 mysql56-server
sudo service mysqld start
echo sql構文の作成と実行
touch SQLCom.sql
echo "update mysql.user set password=password('AdminPassword') where user = 'root';" >SQLCom.sql
echo "CREATE DATABASE wordpress DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci;" >>SQLCom.sql
echo "grant all on wordpress.* to wordpress@\"%\" identified by 'wordpresspassword';" >>SQLCom.sql
echo "select user, host from mysql.user;" >>SQLCom.sql
echo "flush privileges;" >>SQLCom.sql
echo "\q;" >>SQLCom.sql
mysql -u root < SQLCom.sql
echo WordPressの削除
sudo yum -y remove -R /var/www/html/*
echo WordPressのダウンロード
wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
tar xzvf latest-ja.tar.gz
echo WordPressのインストール
sudo cp -r wordpress/* /var/www/html/
sudo chown apache:apache /var/www/html -R
echo 後始末
sudo rm -R latest-ja.tar.gz
sudo rm -R wordpress/
echo Finish
または以下のファイルをダウンロードしてデスクトップに置き、次のコマンドをCMDから打ち込む。
CMDのカレントディレクトリはデスクトップに変更しておく。
scp -C -i キーペア installer.sh ec2-user@IPアドレス:~ ssh -i キーペア ec2-user@IPアドレス sh installer.sh
追記(R1/06/14)
いい加減手動起動が面倒になったので以下コマンドを実行
sudo chkconfig mysqld on
sudo chkconfig httpd on
chkconfig --list httpd
chkconfig --list mysqld